とおいむかしのできごと。

日々思った事を綴っているだけです。

読書のあき。

図書館で借りた本を読んでいます。タイトルと、遊び紙に貼り付けてある帯のあらすじをみて、無造作に選んでいるので、当たり外れがあるのです。

4冊中3冊読んで、2冊は感動して、もう1冊は30ページほど読んで、読むのをやめました。

 

こんにちは、さうです。

 

本はいいものですね、と昨日も書いた気がしますが。

今日読み終えたのは「薬屋のタバサ」です。なんだか不思議な雰囲気なのですが、その雰囲気が好きです。

わたしが今まで図書館で無造作に借りて、印象に残っている本が一冊ありまして。

「サーカスの夜に」という本です。

もともとサーカスとか見世物小屋というものが好きで、タイトルに惹かれて手に取ったのですが、まあ面白い。特に文章の書き方がうまいとか、そういうものはなくて、ただ純粋に惹き込まれる、というか。

見習いというか、何を目指していくか決めていない少年が、ふとしたきっかけで、綱渡り師を目指すのですが、わたしは綱渡りというものにすごく興味を持ちました。

そしてタイムリーな事に、この小説を読み終えたあとに、とある映画の予告を見ました。

「THE WALK」

お正月に夜更かしをしていたのですが、その時見ていた番組で、この映画の予告が流れました。

実話の綱渡り師(と呼ぶのが正しいのかは正直わかりませんが)の男性の話です。

ものすごい映画でした。

 

「サーカスが好き」「見世物小屋が好き」なんて言ってましたが、この本や映画に出会った後は、綱渡り師に興味がある、なんて思ったりしました。

人が、あの細い道を歩くなんて、考えられないけれど、実際にやる人がいるのだから、すごい世界だと思います。

気球と気球の間にロープを引いて、それを渡る、なんていうのが時々テレビで流れたりしてますが、わたしは「馬鹿みたい」って思っていたんです。

でも、綱渡りを題材とした作品を知ってからは、何という素晴らしいことで、素敵なことで、そして、美しいんだろう、と思うようになったのです。

わたしは単純で、影響されやすい人間なのです。

 

本に出会うことは良いことです。

 

話が少し変わって。

わたしは周りの人よりは本を読むけれど、本が好きという人よりは読んでいないと思います。

語彙は増えていかないし。

わたしは自分で物語を書くのも好きなのですが、単純な言葉ばかりを並べるだけの、何にも面白くない小説ばかり書きます。

でも、その単純な言葉だけで、どれだの人を感動させられることができるのか。

難しい言葉や、綺麗な言い回しをしないことで、どれだけの人の心を、揺さぶることができるのか。

そんな小説書きになりたいのです。

 

そんなわけで、今日の話は終わりたいと思います。